肺癌は本邦および世界で最も罹患数の多い癌の一つで、その予後も不良です。我々肺癌グループでは、肺癌に苦しむ人々を救うため、多方面からの研究を日々精力的に行っています。臨床研究では、患者の生活や予後の改善のためのより良い抗癌剤の使用法など、普段から多くの肺癌患者を診療していく中で生じた様々な疑問を検証するため、ユニークな臨床試験を複数行っています。また、基礎研究では、肺癌の発生・増殖や抗癌剤の感受性に関わる因子の解明、そのメカニズムにおける免疫やエピジェネティクスの関与の検討など、多方面から分子レベルでの研究を行っています。
最先端の研究を取り入れるため、ハーバード大学医学部、シカゴ大学、コロラド大学への海外留学、国立がん研究センターあるいは慶應義塾大学医学部の他の基礎教室との共同研究も積極的に行っています。