研究グループ

呼吸器感染症・急性肺損傷グループ

呼吸器感染症・急性肺損傷グループ

当グループでは炎症性肺疾患に関して、基礎・臨床研究の両面からアプローチするトランスレーショナル研究を展開しております。基礎研究としてはインフルエンザウイルス・肺炎球菌・SARS-CoV-2感染・敗血症などの感染免疫の分子機構、さらに、最近では、オルガノイド・Air-liquid interface(ALI)培養を始めとした最先端の培養技術を用いて、気道・肺胞上皮細胞と免疫細胞の相互作用に注目した基礎研究を展開しております。

また、臨床研究としては非結核性抗酸菌症、気管支拡張症、COVID-19、肺炎球菌感染症などの呼吸器感染症についての研究を精力的に進めております。COVID-19では他の研究グループと一丸となって、多施設共同研究を先導し、また、非結核性抗酸菌症の分野においても多くの患者を診療する施設の特徴を活かし、日本における疫学データ、世界で初めての肺MAC症のゲノムワイド関連解析(GWAS)をはじめとした数多くの臨床研究を発表しております。マウスや細胞株のみならず、ヒト由来の様々な臨床検体を多く用いることで、臨床に還元することを目指して研究しています。