題名
Anti-TSLP antibodies: Targeting a master regulator of type 2 immune responses.
邦題
抗TSLP抗体: 2型免疫応答を惹起する重要なサイトカインを阻害
著者(Co-first)
京都大学 皮膚科 中島沙恵子
慶應義塾大学医学部 呼吸器内科 加畑宏樹
掲載ジャーナル
Allergology International
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31974038/
論文要旨
抗TSLP抗体の推定される機序や現在報告されている臨床試験に関する総説。
本論文の与えるインパクトや将来の見通し
現在の抗体製剤は2型免疫応答の結果として産生されるサイトカインやIgEが標的となっているが、TSLPは2型免疫応答の起点となる上流のサイトカインであり、抗TSLP抗体はこれまでの抗体製剤よりも広域にわたり強く炎症を抑制することが期待されている。