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国際学会報告~米国胸部疾患学会:ATS2024~

国際学会報告~米国胸部疾患学会:ATS2024~

2024年5月17日(金)から5月22日(水)にかけて、米国のサンディエゴで開催された「ATS(American Thoracic Society:米国胸部疾患学会) 2024 International Conference」に参加しました。本学会は呼吸器学分野で最大規模の国際学会の一つです。多くの参加者が集まり、様々なセッションやワークショップが活発に行われました。会場の規模の大きさや、ポスター数およびセッション数の多さ、企業ブースへの出展の規模など、そのスケールに圧倒されました。

今回の学会には、本学から福永興壱教授、南宮湖専任講師、田中拓助教、加治正憲助教、そして医学生の戸谷英里加さんが参加しました。
田中助教は、口頭発表「Sectm1a Suppresses IL-17a Production of Gamma-delta T Cells and Influences Bacterial Clearance During Pneumococcal Pneumonia」を行いました。この研究は、肺炎球菌肺炎の免疫応答の調節メカニズムを解明する上で重要な一歩となるもので、多くの聴衆から注目を集めました。
加治助教は、「Morphological Quantitative Evaluation of the Airway Using Supine and Upright Computed Tomography in Patients With Non-cystic Fibrosis Bronchiectasis and Nontuberculous Mycobacterial Pulmonary Disease」というタイトルでポスター発表を行いました。
医学生の戸谷さんは、「Combined Utility of Serum Ferritin and KL-6 Levels as Biomarkers for Predicting the Severity of COVID-19」というタイトルでポスター発表を行いました。戸谷さんは初めての国際学会参加でしたが、堂々とした発表と質疑応答を行い、多くの学びを得ました。

現地では、福永教授が留学された研究室の先生方との昼食会、他大学や海外留学中の先生方との交流、韓国の研究者との昼食会が行われ、情報交換や今後の研究協力の可能性について意見交換が行われました。これらの交流を通じて、新たなネットワークを築き、研究のさらなる発展に繋がる貴重な機会となりました。

今回の学会参加を通じて、呼吸器疾患に関する最新の治療法や研究動向について多くの知見を得ることができました。これらの知見を基に、今後の研究活動や臨床をさらに充実させ、患者ケアの質向上に努めてまいります。ご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げるとともに、今後も精進してまいります。ありがとうございました。