略歴
2003年 | 慶應義塾大学医学部 卒業 |
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2003年 | 慶應義塾大学医学部内科学教室 研修医 |
2005年 | 慶應義塾大学医学部内科学教室 専修医 |
2007年 | 慶應義塾大学病院 呼吸器内科 |
2011年 | 東京都済生会中央病院 呼吸器内科 |
2012年 | 米国ボストン大学医学部Pulmonary Center 研究員 |
2015年 | 慶應義塾大学病院 予防医療センター |
2016年 | 慶應義塾大学病院 呼吸器内科 |
最も患者さんの治療に医師として貢献できる分野が呼吸器内科であるという思いに至りました。
慶應呼吸器内科を選んだ理由
学生時代に呼吸器内科学の講義で呼吸器疾患、とくに急性肺損傷や間質性肺炎に興味を持ちました。内科全般を学んでいた研修医の頃には漠然と将来の内科内での専門として呼吸器内科を選ぶことを考えていました。その後さらに2年間、済生会宇都宮病院、稲城市立病院で専修医として働き、同時に急性から慢性の疾患、そして複数の臓器の疾患の診療にあたらせて頂く機会に恵まれ、自分に与えられた能力のなかで、最も患者さんの治療に医師として貢献できる分野が呼吸器内科であるという思いに至りました。そして、母校の慶應呼吸器は当時から(そして今でも)、科の雰囲気がよく、真摯に診療、研究に取り組まれている先輩が多くいらっしゃったこともあり、あまり迷うことなく、慶應呼吸器内科を選びました。
呼吸器内科に入ってよかったと感じること、お勧めできること
体の外、外界と気道を通してつながっている肺は、感染症や、喘息を主としたアレルギー疾患が頻繁に生じます。また、肺の腫瘍に罹患される方は現在も多く、さまざまなタイプの免疫反応に関連した間質性肺炎や喫煙習慣にともなう閉塞性肺疾患など、幅広い疾患が存在します。これらのなかでも腫瘍の領域や喘息の治療の進歩は目覚ましく、常に勉強を続ける必要があることを強く感じています。その一方で、診断の先の治療がまだまだ発展途上の疾患も多く、研究を含めやるべきことが多くあることが呼吸器内科の良いところであると思っています。
将来の夢・目指す医師像、あるいは今後の目標
自分や家族、友人が病院や診療所を受診した時に、行ってもらいたいこと、また、その逆のことも常に念頭に仕事に臨むようにしたいと考えています。研修医になってから数年間は、この仕事を通して日々成長させて頂けている実感を持っていました。今後は、これまでの経験やもちろん今後も学んでいくであろうことを医療の分野に少しでも還元し貢献できればと考えています。
医学生・研修医・若手の医師へ:
是非自分の情熱を注げる分野を見つけて頂いて、たとえ、専門として選択する分野が異なっても、医師として、大きな意味でひとつの共通の目的を共有して一緒に働ければと思っています。ちなみに慶應の呼吸器内科はとてもいい科ですので、いつか皆さんと同僚として働けたら尚素晴らしいです。