略歴
2010年3月 | 慶應義塾大学医学部 卒業 |
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2010年4月 | 横浜市立市民病院 初期臨床研修医 |
2012年4月 | 慶應義塾大学医学部 内科学教室 専修医 |
2014年4月 | 慶應義塾大学医学部 呼吸器内科 助教 |
2017年4月 | 国立病院機構東京医療センター 医員 |
2021年4月 | 国立がん研究センター研究所 ゲノム生物学研究分野 特任研究員 |
2022年4月 | 同研究所 ゲノム生物学研究分野 日本学術振興会特別研究員PD |
2022年3月 | 慶應義塾大学医学部 呼吸器内科 助教 |
慶應呼吸器内科は臨床・研究・教育の3本柱の全てにおいて熱意を持って取り組んでいます。
慶應呼吸器内科を選んだ理由
私は,慶應義塾大学病院の旧内科専修医プログラムで研修を行っていますが,医師4年目に一般内科医として出向した病院でがん患者さんの主治医を担当し,がん診療の奥深さを感じました.元々,広い分野を学びたいというジェネラリスト志向が強く,初期研修で学んだ一般内科,感染症,集中治療などに加えて,悪性腫瘍の患者さんも診ることができる医師になりたいという思いから,それらの領域を幅広く取り扱う呼吸器内科を選択しました.
呼吸器内科に入ってよかったと感じること、お勧めできること
大学病院では特に悪性腫瘍の診療について学ぶ,という目的意識をもって入局しました.悪性腫瘍を診療するためには腫瘍の性質や成り立ちなどの生物学的な理解や,抗癌剤などの薬剤がなぜ効果が出るのか,といった生化学的な知識が必要になります.臨床診療を行っているだけでは,これらの知識を習得することはなかなか困難ですが,慶應呼吸器内科には肺癌の研究グループがあります.研究グループはとても教育的であり,臨床と並行して研究の指導を受けることで,これらの基礎的な理解を深めることができました.
また,慶應呼吸器内科は研究留学を推奨しており,私は国立がん研究センター研究所に国内留学することができました.留学を通じてがん研究に重要なゲノム解析や実験の技術を身に着けることができ,今後は学ぶだけではなく社会に貢献できるような研究成果も出していきたいと考えています.
将来の夢・目指す医師像、あるいは今後の目標
患者さんそれぞれの体調や意向に合った最善な医療を提供できる技術・知識を持つべく日々努力しています.
臨床とともに研究も並行して行うことで,疾患を本質的に理解し,医学の進歩に貢献できる医師を目指しています.
医学生・研修医・若手の医師へ
慶應呼吸器内科は大学病院の役割である臨床・教育・研究の全てに全力投球している医局であり,呼吸器内科医として質の高い研修を積むことができます.
また,当科の教授は教育・人材育成を重視しており,自身の適性にあったキャリアを相談しながら構築していくことができます.
ポジティブな気持ちを保ちながら、医師として成長することができる最適な環境だと思いますので,是非一度見学にいらっしゃって下さい.